炎の楽しみ方
人類は炎とともに・・・
太古の昔より人類は火とともに歩み進化を続けてきた。時には明かりとなり、時には暖となり、時には調理をするための道具となり・・・
また反面、火はいつの時代においても一瞬にして多くの命を奪うことも繰り返してきた。
現代では私たちはキャンプ場で火が奏でる規則性の中に存在する不協和音が醸し出す「1/fのゆらぎ」効果によりくつろぎと癒しのひと時を得ることができる。
そのために必要かつ重要な道具が「焚き火台」である。
満足を得るために
キャンプを始めたころは手作りの焚き火台で焚き火を楽しんでいた。だが所詮手作りの小さな焚き火台では満足を得られない。
いくつか焚き火台を買い替えてみるがなかなか思うような大きさを手に入れられなかった。お金を出せば大きく持ち運びに一苦労するような焚き火台を手に入れることもできるが、なかなか焚き火台一つに数万円もかけるほど
焚き火マニアというわけでもない。そんな中でいろいろ探しているうちに「CSブラックラベル ヘキサステンレスファイアグリルLサイズ」に行きついた。
美しき炎の器
手頃な価格で持ち運びしやすいタイプの中ではひときわ大きく、一般的にシルバーの焚き火台が多いがこいつは精悍なブラックマスクの焚き火台である。
小ぶりの薪なら立てて燃やすことができる大きさが潔く、暗闇の中でブラックボディと炎のコントラストがひときわ美しく感じられる。
折り畳むとその大きさからは考えられないくらいコンパクトに専用ケースに収まり、子供でも持ち運びできる手軽さである。
私はキャンプに行くと、扱いにくい炎を従順に従える征服者のような面持ちで焚き火台の前に座しているが、おそらく炎に魅入られ言いなりになっていることに気が付いていないだけなのかもしれない・・・