野外で極上の夢を見る

とあるクライマーの一言

「快適な睡眠がより良いパフォーマンスを生む 」。


とあるクライマーがある時、発した言葉に深く頷かずにはいられなかった。


日々、身体を酷使して課題に挑むロッククライマー。

わずかな身体の疲労や体調によって成果は驚くほど変わる。高難度のルートでは日常では感じられないほどの違いが大きく作用するのだ。

「ギリギリで登れるか?登れないか?である。」


夜はもちろんのこと、トライとトライの間でも少しでも身体を休め回復に努める。

彼は岩場に持参するには少々大げさなほど大そうなマットを使っていた。

私の貧弱なレジャーシートを横目に…。

自宅を超えた車中泊

車で夜中に移動して車内で仮眠をとることが多い。

シートはおおむねフラットになるが、寝転んでみると波打っている。そこに登山用のマットを敷いて、少しでも凹凸をなくす努力をしてから横になる。

石がゴロゴロした山の中で寝るよりは遥かに快適なため、十分満足していた。

そんな折、先に述べたクライマーの言葉を聞いた。

試しに登山では大きく重すぎるスペックの分厚い「SEA TO SAMMITのコンフォートS.I.マット」を使用してみた。


違いは朝目覚めたときに歴然として現れた。

これまではしっかり眠れるとはいえ、夜中に何度も願えりを打っていたが、それが全くなかった。そして身体が驚くほど軽い。

信じたくないが自宅の布団よりもぐっすり眠ることができたのである。

冷えは睡眠の敵だ!

エアマットの登場はキャンプのシーズンを大きく引き延ばしてくれる。

秋も終わりに近づくと朝晩はかなり冷え込む。外と布一枚しか隔てていないテントの中では重大な問題である。

充分な保温力のある寝袋に入っていても身体が芯から冷えて寝付けないことがある。これは冷たい地面にどんどん熱を奪われているからだ。


部屋の中に氷の塊があるとする。室温が多少下がる程度だ。直に触ってみるとすぐに手の感覚がなくなってしまう。

当たり前の話と思うかもしれないが、これが「対流」と「伝導」による熱の移動の違いなのである。

空気を媒介した「対流」に対して直接触れることによる「伝導」はどんどん熱を奪っていく。

エアマットは地面と身体の間に空気の層があり、地面からの直接の「伝導」を防いでくれる。その違いは大きい…あまりに大きい!


クライミング中の休息をよりよいマットでとるようになってからの私の成果は…実のところあまりあがっていない…。

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佐藤 勇介

野外で極上の夢を見る

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とあるクライマーの一言 「快適な睡眠がより良いパフォーマンスを生む 」。 とあるクライマーがある時、発した言葉に深く頷かずにはいられなかった。 日々、身体を酷使して課題に挑むロッククライマー。 わずかな身体の疲労や体調によって成果は驚くほど変わる。高難度のルートでは日常では感じられないほどの違いが大きく作用するのだ。 「ギリギリで登れるか?登れないか?である。」 夜はもちろんのこと、トライとトライの間でも少しでも身体を休め回復に努める。 彼は岩場に持参するには少々大げさなほど大そうなマットを使っていた。 私の貧弱なレジャーシートを横目に…。 自宅を超えた車中泊 車で夜中に移動して車内で仮眠をとることが多い。 シートはおおむねフラットになるが、寝転んでみると波打っている。そこに登山用のマットを敷いて、少しでも凹凸をなくす努力をしてから横になる。 石がゴロゴロした山の中で寝るよりは遥かに快適なため、十分満足していた。 そんな折、先に述べたクライマーの言葉を聞いた。 試しに登山では大きく重すぎるスペックの分厚い「SEA TO SAMMITのコンフォートS.I.マット」を使用してみた。 違いは朝目覚めたときに歴然として現れた。 これまではしっかり眠れるとはいえ、夜中に何度も願えりを打っていたが、それが全くなかった。そして身体が驚くほど軽い。 信じたくないが自宅の布団よりもぐっすり眠ることができたのである。 冷えは睡眠の敵だ! エアマットの登場はキャンプのシーズンを大きく引き延ばしてくれる。 秋も終わりに近づくと朝晩はかなり冷え込む。外と布一枚しか隔てていないテントの中では重大な問題である。 充分な保温力のある寝袋に入っていても身体が芯から冷えて寝付けないことがある。これは冷たい地面にどんどん熱を奪われているからだ。 部屋の中に氷の塊があるとする。室温が多少下がる程度だ。直に触ってみるとすぐに手の感覚がなくなってしまう。 当たり前の話と思うかもしれないが、これが「対流」と「伝導」による熱の移動の違いなのである。 空気を媒介した「対流」に対して直接触れることによる「伝導」はどんどん熱を奪っていく。 エアマットは地面と身体の間に空気の層があり、地面からの直接の「伝導」を防いでくれる。その違いは大きい…あまりに大きい! クライミング中の休息をよりよいマットでとるようになってからの私の成果は…実のところあまりあがっていない…。

SEA TO SAMMIT