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20代女性。都内近郊在住の医療従事者。夫と二人暮らし。趣味は料理、おいしいものの情報を集めること、お取り寄せ。Instagram:@kdmwkn

このライカーのストーリー

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まだ子

タフで愛らしい、我が家のシェフ

タフで愛らしい、我が家のシェフ

それは突然、現れた。 男一人暮らしのワンルームに、ひときわ目をひく鮮やかなイエロー。 27㎝の鋳物ホーロー鍋は、コンロの上で圧倒的な存在感を放っていた。ストウブとの出会いは、当時お付き合いしていた彼の自宅でのことだ。 深夜、仕事から帰った彼に話を聞くとzwillingのアウトレットで購入したものだという。 特段料理好きでもなく、レパートリーと言えば野菜炒めとインスタントラーメン程度の彼のどこに刺さったのかわからないが、アウトレットといえど数万円の買い物。駆け出しの彼には手ごろとは言えない価格。正直、無駄な衝動買いと呆れてしまった。 10代後半。それぞれが初めての一人暮らし。互いの家を行き来する中で料理をすることもあったが、好きとも得意とも言えなかった。 ストウブで初めて作った料理も忘れてしまったが、たいしたものではなかったと思う。  重いし、シーズニングという手入れは必要だし、それなりに手がかかる。 それでも、その後二度の引っ越しの折も、手放すという選択肢はなかった。 料理の専門家でもないし、その魅力を十分に引き出せている自信もないけれど、ストウブで作るごはんは、なんかウマい、のだ。 炊いた米が艶艶と立っておいしいことは言うまでもなく、カレー、ハヤシ、おでん、ロールキャベツ、煮魚、アクアパッツァ、ローストビーフ、スンドゥブチゲ、芋煮、パスタ、ピェンロー、豚汁、炊き込みご飯…。 和も洋も、焼くも煮るもお手の物。 大きな楕円は肉の塊や魚一尾を豪快に使った料理にも最適で、鍋の重さもおいしさの証と知り、使えば使うほど愛着が湧く。調理してそのまま食卓に出しても恥ずかしくない見た目もいい。タフでかわいいやつである。 最近のベストヒットは、キャベツと鯖缶のグリル。 たっぷりのオリーブオイルとニンニクで、芯ごと櫛切りにしたキャベツと鯖缶を焼き付けてから、蓋をして蒸し焼きにしたものに、黒胡椒を挽いて、粗塩をかけ、 レモンをきゅっと絞ったものが白ワインに合いすぎる。キャベツのみずみずしい甘さが際立ち、二人で半玉は余裕でペロリである。 オールシーズン、週に何度もコンロに上り、名もなき料理をおいしくしてくれること早10年。 夫となった彼は、我が物のように鍋を使い込むわたしに「ね、買って正解だったでしょ」と、したり顔である。

Staub

まだ子

ロックでクールな優等生

ロックでクールな優等生

憧れとノスタルジー うちのスピーカーがマーシャルだということに気づくと、大体食いついてくるのは男性陣。 わたしは、といえば、ギターアンプの老舗メーカーとは知らずに、仕事でお世話になっている先輩(めちゃくちゃいけてるレディ)の家で一目惚れ。 先輩への憧れも相まって、即購入したのだが、これが大当たりだった。 まずビジュアルの満足度がすごい。ソフトレザーとマットゴールドの質感が目にも手にも心地よく、アナログなツマミが時代に逆行していてツボである。定位置はリビングの窓辺だが、どこに置いても様になり、音を出していなくても、ただそこにいてくれるだけでいい。そして言わずもがな、音もいい。音楽経験の乏しいわたしにも、この音質の良さは、わかる。重低音は迫力があり腹の底に響いてくるし、高音は決して音割れせずクリアに聴かせてくれる。コンパクトなボディからは想像もつかないほどダイナミックこの上なく、いつか隣近所を気にせずフルボリュームで楽しみたいものである。 ジャズと料理 さて、わたしがマーシャルで何を聴いているか、という毒にも薬にもならない話をしよう。 近所のラーメン屋の受け売りなのだが、料理中のBGMはジャズである。味はまぁまぁの中華そばと、米一合は使おうかという山盛りの丼ものが売りの小さな店で、黒シャツ黒エプロンの店主が一人で切り盛りしている。群を抜いて美味い!というわけでもないその店に、たまに行きたくなるのは、カウンターの中で小気味よいビートに身を委ねながら、踊るようにネギを刻みスープを注ぐ姿が癖になるからだろうか。以来、大して詳しくもないまま、アップルミュージックのジャズプレイリストを聴きながら台所に立つのがルーティンである。(ネギの刻み方など真似をしてみる。) 寝つきの悪い夜、入眠儀式としてジブリのオルゴール集を流せば一曲目で夢の中。休日はリビングでラジオ・クラシックや落語。嵐の夜に部屋の明かりをすべて消して、お気に入りの映画のサントラを流すことも。 聴かせるジャンルに垣根なし 最近特に思うのは、居心地のいい住処を作ることに何年も前から心血を注いできたから、コロナ禍の自粛期間を大して苦もなく過ごせたのかもしれないということだ。そういう意味でも、聴覚、視覚、触覚に心地よいマーシャルスピーカーの貢献度は計り知れない。小型で本格的な音を聞かせてくれるマーシャルはあっちこっちの部屋に引っ張りだこで、実はもう一台、色違いで欲しかったりするが、お値段はかわいくないので要検討である。

Marshall