ジャランスリウァヤ
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アイテム一覧▼Jalan Sriwijaya(ジャラン スリウァヤ)の始まり
Jalan Sriwijaya(ジャラン スリウァヤ)は、1919年オランダの植民地下のインドネシアでテデ・チャンドラが創業した、外国人向けの軍用靴(ミリタリーブーツ)を手掛ける靴工場にルーツを持つ。第二次世界大戦と独立戦争を経て、人々の暮らしに穏やかになった1970年代、デデ・チャンドラは商品展開を子供用の靴、レザーサンダル、デッキシューズ、モカシン・ドライビングシューズ等、幅広いアイテムへと変換し、客層をグローバルに拡大していった。
▼平和な時代の靴づくり
その後、経営者の息子ルディ・スパーマンが、「これからは平和の時代だ」という想いから、靴の聖地であるイギリスのノーザンプトンで修行を、フランスで皮革の生産を学び、「ハンドソーンウェルテッド製法」での靴作りを習得し、職人の手作りによる本格革靴も同社の商品ラインナップに加わった。またインドネシアは、ヨーロッパ製の上質なレザーを輸入しやすい好条件な立地であったため、同社は持前の靴づくり技術と、ヨーロッパ製の上質なレザーを組み合わせ、製品化することが出来た。
▼靴工場からレザーシューズブランドへ
1990年代に入ると、Jalan Sriwijayaの革靴は、それまでの革靴業界にあった「革靴はヨーロッパの物が良い」という既成概念を打ち砕き、次第に業界内で高く評価されるようになった。その当時で80年超の歴史を持つ靴工場となっていたJalan Sriwijayaは、日本の展示会に出展していたところ、輸入代理店となる株式会社ジー・エム・ティー代表の横瀬氏にその確かな技術力と優れた商品品質を見込まれ、共同で製品開発を開始する。横瀬氏は足繫くインドネシアの工場へ通い、靴づくりの指南やブランド化の提案を行った。
そしてついに2003年、レザーシューズブランド「Jalan Sriwijaya(ジャラン スリウァヤ)」が誕生した。
▼熟練職人による手作りの革靴
Jalan Sriwijayaの革靴の一番の特徴は、熟練職人による手作りの革靴製法「ハンドソーンウェルテッド製法」です。現代では多くのシューズメーカーでは縫製工程はミシンによる機械化が進んでいるが、Jalan Sriwijayaの革靴は現在でも1点1点、職人が手で縫い合わせています。
「ハンドソーンウェルテッド製法」は職人に高い技術を必要とし、また完成するまでに非常に手間がかかるが、その分、機械には出せない履き心地、足へのフィット感、美しいシルエットが生まれます。
▼ハンドソーンウェルテッド製法へのこだわり
ハンドソーンウェルテッドはスポークシューズによく用いられておりグッドイヤーウェルト製法の原型ともなる製法である。19世紀後半にグッドイヤーウェルト製法が開発されて以来、時間と労力がかかり大量生産には向いていないこの製法は、徐々に減少の一途をたどり、高度な技術を持つ職人も居なくなるにつれ、とても貴重な製法になってきました。
この製法は、最後のアウトソールの縫いのみを機械で行い、あとの工程はすべてハンドメイドで作られています。最大の特徴は手縫いでなくては不可能な、曲がった針を使って行う 「すくい縫い」。熟練の職人によりアッパー、中底、ウェルトを松脂を擦り込んだ麻糸で縫いつけていきます。グッドイヤーウェルト製法に使われる、リブと呼ばれるパーツを使用しない為、返りがよくとても軽い履き心地を味わうことができます。
そして、構造上インソールの下側にウェルトを縫い付ける為のリブを掘るため、インソールの厚さは通常の革靴より厚いものを使用し、結果的に履きこむことにより足に沿って沈みが生まれパーソナルレベルでの履き心地の良さが実現されます。
▼妥協のない素材選び
使用する革素材に関しても最高レベルのものを仕入れている。アッパー部分にはフランスのデュプイ社やアノネイ社のものを採用しており、特に1948年創業のデュプイ社はタンナーの最高峰とも呼ばれており、ヨーロッパで取れる高品質の革を独自の製法でなめすことで有名である。その革の仕上がりのキメの細かさや上質さは他社と一線を画します。1984年に創業のアノネイ社も、厚みのある上質なボックスカーフを仕上げる新進気鋭のタンナーとして有名です。
さらに、靴底には高級靴メーカーの定番として知られるベルギー・マシュア社のレザーを使用するほど、細部にまでこだわり抜かれています。
▼98655 / BLACK (LEATHER SOLE)
定番ラストの「EDWARD」を使用した内羽根ストレートチップシューズ“98655”。トゥに一文字のラインが入ったストレートチップは紳士靴で最も基本的なデザイン。BLACKならビジネスはもちろんフォーマルなシーンにもマッチするので、1足は持っていたいアイテム。
「EDWARD」ラストの特徴である自然な丸みのエッグトゥは汎用性が高く、様々なスーツスタイルにマッチします。ルディ・スパーマンがエドワード・グリーンで修行した経験もあり、その影響も見受けられ、無駄な物を削ぎ落としたブリティッシュスタイルとなっています。
アッパーには高い品質を誇るフランス製カーフレザーを使用。熟練の職人がアッパー、中底、ウェルトを手作業で縫い付けるハンドソーンウェルテッド製法を用いた靴をこの価格で提供できるのはJalan Sriwijayaならではです。